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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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山姥が織る布は?

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    ゴールデンウイーク突入!
    外出続きの1か月、気が付けば庭は初夏の装い。
    主役は奥の花桃から躑躅へ。


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    日差しに照り輝くナニワノイバラ


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    ぐんぐん泳ぐ鯉幟


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    五月幟(さつきのぼり) 歌川国芳
解説によると、寛永2年、江戸を追放されていた父の海老蔵に会うため大坂へと向かう八代目市川団十郎の門出を祝って、贔屓の魚市連が制作した豪華大判摺物。 朱鍾馗を海老蔵の似絵で描くなんて、さすが国芳!


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    こちらは肉筆画の「山姥と金太郎図」 月岡雪鼎(つきおか せってい)
端午の節句につきものの金太郎。
金太郎と山姥が結びついているなんて...
江戸時代 近松門左衛門の浄瑠璃を基に、遊女が山姥となり恋人の遺児の怪童丸(金太郎)を足柄山で育てるという設定の歌舞伎が上演されていたそうだ。
また17世紀に成立した「前太平記」では、金太郎は山姥と雷神の子であるとされている。
金太郎と共に描かれる山姥は、美人画の代わりなので、若くたおやかで美しい!
この作品での山姥は、木枠に巻いた糸を整経(織機にセットする経糸の準備)している真っ最中。
はてさて、山姥はどんな布を織るのだろうか?



| 織物 | 02:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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正倉院宝物@上野

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正倉院宝物は奈良博の正倉院展でしか拝見できないとお思いの方々
5/7までトーハクの法隆寺宝物館でご覧になれます!
しかも、並ばずに! 

明治時代の初め、正倉院宝物の保存と研究のために、正倉院所蔵の染織品の何点かが、いくつかの博物館に頒布されたらしい。
(正倉院宝物を頒布するなど、現代では到底考えられない行為だと思う。しかし、それを実行してしまう明治新政府の意気込みも感じられる。)
東博には、ガラス挟みの状態で165面、裂の点数で266点。
大正時代から昭和時代の初めにかけては、それらの染織品の模写や織物の模織も行われたそうだ。
今回は、その頒布された染織品のうちの数点が展示されている。
トップバッターの画像は正倉院を代表する緯錦の傑作。
きわめて高度な技法によって華麗な唐花文が表現されている。
他に類例がないため、中国唐時代の官営工房で製作されたと考えられている。


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唐花文の緯錦。
中国の唐時代に流行した唐花文は、真上から見た蓮や牡丹の花を中心に置き、その周りに横や斜めから見た花をあしらった文様。ギリシャで生まれ、中央アジアを経由して中国に入った唐草文と融合し、より華麗な唐花文へと発展したそうだ。
唐花文は、日本に伝わり奈良時代に盛んに作られたようだ。

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天蓋という傘の周囲を飾った垂飾(すいしょく)や、幡足の下につける垂端飾(すいたんかざり)などにも唐花文の錦が使われていた。

     
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もちろん、法隆寺献納宝物の染織品も展示される。
こちらは六弁の花文と鳥が配された経錦。


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亀甲繋ぎの中に花文を収めた経錦。
法隆寺の染織品には経錦が多いことが特徴の一つ。

     
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二種類の草花文の間にふっくらとした鳥と、小さな蝶をデザインした緯錦。
身近に咲いている草花をデザインしたような印象を受ける。
唐の影響を受けて大流行した唐花文とは、少し趣が異なり、和風の優しさが感じられる意匠。
この裂の可憐さに、強く心惹かれる。
今回の展示の中での、私のイチオシ!!

| 織物 | 02:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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歳末読書


大掃除に明け暮れながら、隙間時間に読み進めたご本
植松三十里著「繭と絆」
明治5年 創設間もない富岡製糸場の工女第1号となった尾高勇の物語です。
勇は、製糸場の初代場長となった尾高惇忠(じゅんちゅう)の長女。
フランス人の指導を仰ぐ製糸場は、彼らの飲むワインが若い娘の生き血だとの噂が流布し 工女の志願者が現れません。
そこで、惇忠は、工女志願者が増えることを願い、自分の娘を工女第1号としたのでした。
始めこそ、父に利用されたことにわだかまりを持つ勇でしたが、父の立場への理解がすすむにつれて 工女として誇りをかんじながら 生糸の糸繰りに励んでいきます。
幕末から明治にかけて、世の中の流れが大きく変わったこの時代にあって、家のため 国のために 何ができるかを考える勇。
和田英著「富岡日記」を読んだ時にも感じたのですが、この時代の少女たちの健気さには 頭が下がります。
私としては、繭から生糸にする糸繰りの様子が詳しく描かれているのが 興味深く感じました。
折しも 手元には、届いたばかりの生糸が…
織物展でご注文いただいたマフラー用です。
年明け早々に 精錬して 糸染めに取りかからなくては!
勇の健気さには及びませんが、することがあるのは 嬉しいことです。
この大掃除期間中に 織るべきものリストに追加が…
15年前に織った出窓用のカーテン。直射日光による経年劣化で、とうとう穴があいてしまいました。ショック!
応急処置はしましたけれど、何とかしなければなりません。
織るべきものリスト、困ったことに 長くなる一方。いや、これは喜ばしいことと思うことにしましょう。
そんなこんなで 相変わらず ばたばたとした歳末。
新年も、しばらく このばたばたが続きそうです。
今年も あと僅か。
みなさま、佳い新年をお迎えくださいね。

| 織物 | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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発送しました!

織物展で、お買い上げいただきました方々、大変お待たせして申し訳ございません。

さきほど、ようやく発送いたしました。

明日か明後日には、お手許に届くかと思います。

ご愛用いただければ、幸いです。


スイセンが咲きはじめました。

季節が進んでいるのですね。

| 織物 | 21:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ありがとうございました


織物展 無事に終了いたしました。

たくさんの方にご来場いただき まことにありがとうございました。

前回の展示の5年前以来の方もいらして 嬉しい時間でした。

せっかく お出ましいただきましたのに、おもてなしに不慣れで ちゃんと応対が出来ず失礼してしまった方々 ごめんなさい。

反省点は多々ございますが、みなさまのお声を糧として これからの制作にいかしていけたらと思います。

ありがとうございました!

| 織物 | 15:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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