FC2ブログ

紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

壮大な旅




このところのうだるような暑さの中 壮大な旅をしていました。
とはいえ、老犬介護のためリアル旅は しばらくお預けの身。
カズオ・イシグロの新刊 「忘れられた巨人」が 世紀を跨ぐ壮大な旅に連れ出してくれました。

ご本を開くと たちまちブリテン島の風の中へ。
そう、物語の舞台はアーサー王の影が濃いイギリス。

テーマは 愛や死 民族間の争い 冒険 etc…と現代にも通じる普遍的なもの。
それだけに、想いは 古代のブリテン島から 現代の世界 日本へもワープ!

避暑に絶好のご本だけに、読み終えるのが もったいなくて 毎日 少しずつ読み進めたのですが…ついに読了。
あ~~ もっともっと旅を続けたかったなぁ~。

| 読書 | 10:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

後悔



咲き始めた芍薬の花。
あでやかな花を支える茎はか細いけれど とてもしなやか。
「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」の芍薬の部分は、この大きな花と細い茎が醸し出す たおやかな風情を指すのかもしれません。
ただし 風が強いと あまりにも花が重たげで 支えるのが気の毒なほど。そこで 早々と切りとって部屋の中で愛でることに。
花瓶に生けると 戸外でのたおやかな風情は薄れゴージャスさが前面に出てくるような気がします。





長田弘さんが 亡くなられましたね。
勝手に敬愛していて、いつかチャンスがあれば講座を拝聴したいと思っておりましたが…
何度かの機会を浮世の諸事情で逃し ついに叶わず。後悔…





ご著作のページを繰りながら 静かに御冥福をお祈りしたいと思います。

| 読書 | 17:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2014秋冬 読書メモ

今年読んで 深く心に残っていながら 感想がうまくまとめられずにいたご本。
そのままにしておくと忘却の彼方へ…そうしないための個人的な読書メモです。

     2014123001548778fd21e24c07d9cece180d7ddede7f7302c3.jpg

角田光代さんは、気になる作家。

関心の在りどころが自分のそれと重なると、「私の言いたかったことはこれなの! !︎」と思う表現が多くて 上手いなぁと歎息してしまいます。
「降り積もる光の粒」は、旅がテーマ。

旅好きだと思われている作者。
しかし、実際に旅に出ると面倒の連続。楽しいと思っている時間よりも困っている時間の方が多い。そして、旅は疲れる。
にもかかわらず旅を夢想するのは何故か?
作者は、その問いに次のように答えています。
「私はやっぱり今までの旅で、旅でしか得られない何かすばらしいものを手にしたのだと思う。…そのすばらしいものとは、きっとほかの人にはなんの価値もないことだ。民家の塀からこぼれるように咲いたブーゲンビレアとか、日陰に寝そべる犬とか、…旅しているときは、ただやり過ごし、見過ごしている。けれど旅を終えたとき、私たちは気づくのだ。それらが、きらきらと光を発しながら自身の内に降り積もっているのを。
…見知らぬ土地で蓄えた、そうしたちいさな光の粒は、時間の経過とともにますます輝きを強くする。それがその人を成長させるとか、ゆたかにさせるとは私は思っていない。ただ、静かに内に降り積もるだけ。それを一度知ってしまった人は、面倒でも、疲れるとわかっていても、無益だとわかっていても、どうしようもなく旅に出てしまう。旅に、取り憑かれてしまうのだ。」

う~~ん こんなご本に出会うと 諸事情から無理とわかっていても ふらふら癖がとても刺激されます。
思えば ATMから現地通貨が引き出せないという とんでもない状況に陥ったのは今年の初め。
あんな目に遇っても また行きたい!と思うなんて 私もかなり旅に取り憑かれているなぁ~。


     20141230IMG_3258.jpg

こちらは 今年のベスト本などにとりあげられることも多く 読書メモなんておこがましいですが…
これまでのご本と異なり 病気がテーマになっていることが エボラ出血熱が心配される世界情勢や 持病を抱える自分自身とリンクして 妙な現実感。ファンタジーを楽しむというスタンスから ずいぶん踏み出す感覚があります。
それでも 登場人物の魅力的なことは いつも通り!
ここは ミーハー感覚で しっかり楽しみました。

今年もあとわずか…
すっかり間遠になってしまった更新に お付き合いくださいました方々 ありがとうございました。
どうぞ 佳き年をお迎えくださいませ。

     20141230IMG_3263.jpg


| 読書 | 19:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

中世にはこの男がいたー!

     20140317006s.jpg

寒かった今年 ようやく我が家のミモザが咲き始めました。

イタリアで満開のミモザを見たのは一か月以上も前。
ローマのフィウミチーノ空港へ向かう道路沿いでのこと。
フォロ・ロマーノ(ローマの遺跡)では うららかな日差しのもと たわわに実る柑橘も。
アルプス以北に住む人々にとって イタリアは陽光あふれる南の国とされていたことが実感されたのでした。

フィレンツェの街角をうろうろしながら 記憶の底に沈んだ辻邦夫氏の「春の戴冠」の様々なシーンが切れ切れに浮かび上がり 帰ったらまた読んでみようかなぁと思ったのに…
実際に手に取ったのは 全く時代も傾向も異なるこちらのご本。


    20140314003s.jpg

帯の言葉どおり 「古代にカエサルがいたように、中世にはこの男がいた―!」なのです。
塩野七生さんのカエサル好きに影響されてカエサル好きになった私としては 
カエサルと並び称される「この男」について書かれたご本を 読まずにはいられましょうか。

しかし 中世好き(これも塩野七生さんの著作の影響大ですけれど)でも不勉強な私は「神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世」って どこのどなた?というところから始めなきゃなりませんでした。
何しろ 美術史上には 殆ど登場しない人物ですから。
それでも きっと好きになれる 大丈夫!と思っていました。
なぜなら、惚れぬいた人について書くときの塩野七生さんの文章は とても饒舌なんですもの。
文章に饒舌というのもおかしな表現ですけれど…
「ねェ聞いて~素敵な人見つけちゃったの~!」といった惚気話を延々と聞かされるのですが その惚れぬいた相手というのがとんでもなく魅力的なのです。
そこで 最初は「ふんふん」といった感じなのに そのうち「ふ~~ん そうなの~」と思わず身を乗り出して聞いてしまう。
つまりご本の世界にぐいぐいと引きずり込まれて…ハイ読了。
そんなイメージです。
(品性欠ける表現でごめんなさい。ご本は 品性欠けていません)
ですから フリードリッヒ2世がどんな人物で どんな時代に生きた人なのかは 懇切丁寧に説明してくださいますし どんなに魅力的な人物であるかについてもたっぷりと!

そして「フリードリッヒ2世好き」一丁上がりとなりました。

| 読書 | 13:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

強制読了?!

     20140117004.jpg

寒い日が続きますね。お健やかにお過ごしでしょうか。

我が家では 昨年末に間に合わなかった庭木の剪定が ようやく終わりました。
蕾をたくさんつけていたミモザや梅も のびのびし過ぎて電線に触れそうでしたので バッサリ!
お庭中の樹木がさっぱり剪定されて すっかりさびしい風情となってしまいました。
そんな中 晩秋に植えたビオラやスイセンが せめてもの彩りとなっています。


     20140113s.jpg

めずらしくのんびりできた先日の三連休は この本を読んでいました。


≫ Read More

| 読書 | 01:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT