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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

2014年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年06月

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フライヤー

少し前にご紹介したラグマットの末っ子

          20140511007s.jpg

藍を使うと 「なんだかんだ言っても 所詮和風!」 となりがち。
今回は 和ではなく 洋のテーストで。
ところどころ使っている淡いブルーの部分が藍。
藍で染めた麻や綿の糸を16本撚り合わせて織りこんでいます。

この淡い藍色の緯糸を撚り合わせるために 久しぶりに使った紡毛機。
(紡毛機というと 動物の繊維を紡いで糸にするイメージですが たくさんの糸を撚り合わせるときにも役立ってくれる道具です。)
アララ…壊れている!
以前 糸の撚り合わせで使用した際に 不手際で部品を破損してしまい 接着剤で応急処置をしていたのを すっかり忘れていました。
この部品「フライヤー」という名前。
(“flyer”は「飛ぶもの ブンブンいうもの」の意らしいのですが 紡毛機ではこの部分がブンブンと回転して糸に撚りをかけるため この名前がつけられているのかもしれません。)
しばらく前にネットで同じような部品が販売されているのは確認しました。
不安なのはその部品が 三十数年前に購入したマイ紡毛機に収まるか否か…
問い合わせをしたところ 部品のサイズの一部が同じことが判明。
紡毛機を買い替えるよりは 部品のお値段の方がずっとリーズナブルでしたので ダメ元で まずはその部品を取り寄せてみました。


     2014_0506デジカメデータ0001s

左が破損個所を応急処置したフライヤー。
右が取り寄せた部品。新品のフライヤーです。
こうして並べてみると サイズや塗装がずいぶん異なっていますから 「いやー。駄目かなぁ~」と心配したのですが…
なんと OKでした~!
ちゃんと古い紡毛機にセットできて 糸の撚り合わせも 糸紡ぎもできました。
よかった~!

昨今は モノはとても短命のような気がします。
壊れた際に 修理して丁寧に使いたいと思い問い合わせても 部品がモデルチェンジしたり 部品の保管期限が切れて在庫がなかったりで修理不能。
たった一つの部品のために 本体が使えなくなることが多い。
家電など 経年劣化が事故につながるためわざと壊れるようにしてあるのは 安全のために致し方ないのでしょうけれど…
アナログな道具でも 修理よりは新規購入を選ぶように仕向けられることが多い。
そりゃぁ モデルチェンジで より良い品に改良するのですから 古いものより新しいものを勧められるのは 経済が回っていく意味でも当然。
と思いながらも 心のどこかが釈然としない!

そんな中での「フライヤー」
あなたはエライ!
この小さな部品で 四十年近く前に購入した紡毛機を再び使えるようにしてしまうなんて。
ちなみに この紡毛機を作っているのは 1934年創立のニュージーランドのアシュフォードという会社。
もちろん改良はしていると思いますが 基本的な構造をほとんど変えていないために 四十年近く前の紡毛機に現在の部品が使用できるのでしょう。
変わらないでいてくれて ありがとう!

     

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