FC2ブログ

紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

歳末読書


大掃除に明け暮れながら、隙間時間に読み進めたご本
植松三十里著「繭と絆」
明治5年 創設間もない富岡製糸場の工女第1号となった尾高勇の物語です。
勇は、製糸場の初代場長となった尾高惇忠(じゅんちゅう)の長女。
フランス人の指導を仰ぐ製糸場は、彼らの飲むワインが若い娘の生き血だとの噂が流布し 工女の志願者が現れません。
そこで、惇忠は、工女志願者が増えることを願い、自分の娘を工女第1号としたのでした。
始めこそ、父に利用されたことにわだかまりを持つ勇でしたが、父の立場への理解がすすむにつれて 工女として誇りをかんじながら 生糸の糸繰りに励んでいきます。
幕末から明治にかけて、世の中の流れが大きく変わったこの時代にあって、家のため 国のために 何ができるかを考える勇。
和田英著「富岡日記」を読んだ時にも感じたのですが、この時代の少女たちの健気さには 頭が下がります。
私としては、繭から生糸にする糸繰りの様子が詳しく描かれているのが 興味深く感じました。
折しも 手元には、届いたばかりの生糸が…
織物展でご注文いただいたマフラー用です。
年明け早々に 精錬して 糸染めに取りかからなくては!
勇の健気さには及びませんが、することがあるのは 嬉しいことです。
この大掃除期間中に 織るべきものリストに追加が…
15年前に織った出窓用のカーテン。直射日光による経年劣化で、とうとう穴があいてしまいました。ショック!
応急処置はしましたけれど、何とかしなければなりません。
織るべきものリスト、困ったことに 長くなる一方。いや、これは喜ばしいことと思うことにしましょう。
そんなこんなで 相変わらず ばたばたとした歳末。
新年も、しばらく このばたばたが続きそうです。
今年も あと僅か。
みなさま、佳い新年をお迎えくださいね。

| 織物 | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT