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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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「負けんとき」

     084切り抜き

近江八幡 八幡堀の花菖蒲

ウィリアム・メレル・ヴォーリズの妻となった 一柳満喜子 の生涯を描いた作品
玉岡かおる著 『ヴォーリズ満喜子の種まく日々「負けんとき」』

以前「ヴォーリズさんの…」でも触れたように温かみのあるヴォーリズ建築に魅力を感じます。 
ヴォーリズ夫人について書かれたこの本も興味深く拝読。

近江商人発祥の地の一つとして知られる近江八幡は古いまち
現在も保存されている近江商人のかつての住まいで その堅実な暮らしぶりをしのぶことができます。

     064近江八幡町並み

このような古いまちに突然アメリカからやってきたヴォーリズ氏が どのように受け入れられ建築家として活躍できたのか?

今でこそ 近江八幡の顔のように まち紹介のパンフレットに載っているヴォーリズ氏やその建築ですが…
このような封建的な土壌の残る古いまちに入り込んでいくのは やはり苦難の道のりだったようです。

明治38年に近江八幡に英語教師として来日したヴォーリズ氏ですが その本来の目的はキリスト教の伝道活動でした。
ヴォーリズ氏の妻となった満喜子氏は 当時としては珍しい高い教育を受け 留学を経て 津田梅子女史の後継者と望まれながらも その道は選ばず ヴォーリズ氏と結婚。
当時ヴォーリズ氏は伝道活動の資金を得るために、建築家として日本中飛び回る日々。
したがって近江八幡は留守にすることが多かったようです。
住みなれない近江八幡で留守を守る満喜子氏は さまざまな事情から 土地の人々になかなか受け入れられず…
偏見や因習と戦う毎日。 
新しい考えの種をまくための土壌を耕し、ひたすら種をまく日々…
しかもその種は必ずしも葉を茂らせ花を咲かせるわけではない…
報いられることが少ない近江八幡での暮らし…そのような日々が 綴られています。
それでもその凛とした生き方は まぶしい!
 
ヴォーリズ氏も満喜子氏も はた目には報いられることの少ない暮らしを送りながらも 種を蒔くことをあきらめなかった…その行為を支えるものは信仰だったと感じます。

そこで続いて読んだのが 近頃話題となっている 「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎×大澤真幸 
新書での売り上げナンバーワンという本書、確かにわかりやすく書かれています。
これまで なんとなく~~と分かったつもりになっていたことが はっきりくっきり!
それにしても 八百万の神々というアバウトな世界観に暮らす私には 強くて絶対的な一神教の神を信仰することを理解するのはかなり難しい。

 

| 読書 | 11:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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