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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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ようやく

しばらくサボってしまいましたが…
織物作業工程…9月3日「まだまだ」の続きです。
経糸(たていと)が機にセットできましたので さぁ織り始め~といきたいところ。
しかし その前に緯糸(よこいと)の準備をしなければ!
またまた糸巻きです!


緯糸の準備は 経糸同様に綛(かせ)状にまかれた糸を いくつかの道具を用いて 機の上で経糸の間を行き来する「杼(ひ)」にセットする「小管(こくだ)」という小さな管に巻きなおすまでの一連の作業となります。
織物での糸の扱いには このように作業をしやすくするため 道具から道具へ巻きなおすという場面が結構多いのです。
多くの糸は撚りがかかっていますので 絡みやすいのが悩み!



     2012_0902デジカメデータ0019


そんなときに糸の扱いをたやすくしてくれる助っ人が こちら。
その形から「わらび」と呼ばれています。
このくるっとした形…糸を引っ掛け易く しかも外れにくい!
頼もしい働きぶりです。
小さいけれど 機能的で完成されたうつくしい形だなぁ…と使う度に思います。



     2012_0902デジカメデータ0015

まずは「綛かけ」と「ざぐり」を用いて綛状になっている糸をいったん「木枠」に巻き取ります。
木枠に巻かれた糸は「わらび」を通し 画像の「小管巻き(こくだまき)」と呼ばれる道具を使って「小管」に巻き取ります。
左下に小さく写っている白いものがその「小管」です。



     2012_0902デジカメデータ0022

緯糸が巻かれた「小管」を「杼」の中にセットして やっと緯糸の準備が整いました。
杼の中で小管が回転し 緯糸がするすると出てくるのです。

こんなにたくさんの工程を経なくても 直接 綛から小管に巻き取れば簡単と思いませんか?
面倒臭がりでせっかちの私は ついそう思ってしまいます。
ところが…一つの工程を端折っただけでも なかなかうまくいかないのです。
そんなとき「急がば回れ」ということわざが頭をかすめます。


     2012_0902デジカメデータ0024

さぁ「ようやく」織り始め!

機の踏み木を足で踏むと経糸が上下に開きますので その開口部に「杼」を投げ入れて緯糸を通します。
緯糸が正しく通っているかをチェックしつつ筬を手前に引き寄せて緯糸を打ち込みます。
踏み木を踏みかえて 再び杼を走らせ筬で打ち込む。
この作業の繰り返しで布に織りあげていきます。
織り始めは 綜絖通しや筬通しがミスなく正しく行われているか また緯糸が計画通りの密度で打ち込まれているかなど様々なことをチェックしながら慎重に徐行運転です!

| 織物 | 13:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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