FC2ブログ

紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

おいせまいり

久しぶりのおいせまいり。
式年遷宮なった神宮へ。
全国 津々浦々からの老若男女でとてもにぎわっていました。

今回は正式参拝させていただくため 少々緊張気味!
(正式参拝の場合は服装チェックが厳しいという情報を目にしましたので…)

先ずは外宮から。
神宮そのものがすがすがしさに満ちており、日本最大のパワースポットと騒がれたのもうなずけます。
誰もがこの清々しさを感じ取ることができる場所というのは ある意味すごい! 
正式参拝として御垣内(みかきうち)に入れていただくと その空気の清冽さが一層感じられ身の引き締まる思いがしました。


          20131106006s.jpg


外宮におまつりされている神様は豊受大御神(とようけのおおみかみ)
内宮におまつりされている天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお召し上がりになる大御饌(おおみけ)の守護神が豊受大御神でいらっしゃいます。
御饌(食物、穀物)という生きるために大切なものを司ることから 私たちの生活を支える衣食住そのほか一切の産業をも おまもりくださる神様とされています。
食べること、織ること、作ること、大好きなことをおまもりくださる神様と思えば 神様の存在が身近に感じられます。


外宮の御垣内にある御饌殿(みけでん)では 朝夕 神々にお食事をお供えする 日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)というお祭りがおこなわれます。
この朝夕のお祭りは なんと1500年間 とだえることなく毎日朝夕続けられているそうです。
諸事情でご遷宮が途絶えた時期や戦時中もです。
気の遠くなるような時間の流れの中で営々と続けられてきたお祭り!

ご説明くださった大宮司さまが感慨深げにおっしゃいました。
「毎日のお祭りが1500年ずっと続いているということが もっと大きな神嘗祭などのお祭りや さらにはご遷宮を成し遂げることにつながるっているのです」と。

小さなことを大切にする姿勢がなければ 大きなことは成し遂げられないのですね。
伝統を継承していくということは スポットライトを浴びる大舞台だけでなく 毎日の小さな積み重ねがあってこそなのでしょう。

ちょうどお夕食(といっても午後2時!ずいぶん早いお夕飯ですね。)をお供えするところにいきあったのですが 御饌殿の扉を開け閉めする音が「ぎぎ~~っ」と大きく響くので驚きました。
これは「これから神様がお食事を召し上がりますよ~」「お食事を終えられましたよ~」ということを域内の人びとに知らせる目的だそうです。
御饌殿のみならず同じ理由で 他のお社でも扉の開閉には大きな音がするようになっているとか。
伊勢神宮でお分けいただく神棚も 神宮の大工が作るため 開閉の際にはきしむ音がするのだそうです。

神様は一日二食。
お神酒やご飯 そして海山のものと ヘルシーな食生活でいらっしゃいます。
伊勢ならではのお供え物の一つが「鮫たれ」という鮫(さめ)の干物。


     20131106030s.jpg

画像の中にある矢印が指しているのが「鮫たれ」
投宿した神宮会館でのお夕食に登場。
鮫たれは伊勢地方の郷土食。
お味は 干タラと似ていました。

          20131107037s.jpg

翌日は遷宮と同じく20年ぶりに架け替えられた宇治橋を渡って内宮へ。


          20131107049s.jpg


五十鈴川にほど近い内宮は 水分が多いこともあり木の成長が早いとか。
そのためか 外宮に比べると内宮には巨木が多い。
すがすがしさに加え森閑とした雰囲気が漂います。
外宮のところでも触れましたが 内宮は皇祖 天照大御神(あまてらすおおみかみ)をおまつりしています。
こちらでは祈願のお神楽を奉納 正式参拝させていただきました。

大宮司さまのお話によると現在のように宇治橋を渡ると清々しい神域が広がるのは明治時代以来だそうです。
お伊勢参りが大流行した江戸時代には 内宮のご正殿近くまで民家が迫り もらい火でご正殿が焼失してしまったことも。(そんな事態のために ちゃんと神様にお移りいただく予備?のお宮が用意されているのだそう。備えあれば憂いなしですね。)
明治時代の王政復古で五十鈴川からご正殿近くまでの民家はよそに移ってもらったとか。

また現在は内宮外宮それぞれに一つずつの神楽殿も 昔は街中にたくさんあり お伊勢参りにやってきた人々が奉納する神楽で大賑わいだったそうです。
「神饌をお供えし 祝詞を奏上し 雅楽をかなで 舞楽でお慰めするお神楽は 大神様にささげる最も丁寧な御祈願です」とパンフレットに説明されています。
美味しいものだけでなく 歌舞音曲もお好きなんて またまた神様を身近に感じてしまいます。

さて オマケの画像は…

          20131107044s.jpg

元気な鶏さん!
といっても ただの鶏ではありません。
神宮では「神鶏(しんけい)」と呼ばれているエライ鶏さんなのです。

みなさまご存じの天岩戸のお話。
天照大御神が天岩戸にお隠れになって世の中が闇になってしまったときに 大御神に岩戸からお出ましいただくにあたり 鶏に「カケコー」と鳴かせて夜明けを告げてから岩戸の前で大騒ぎ。その賑わいを不思議に思われた天照大御神がそっと岩戸を小さく開き 覗いてご覧になられたところ 力持ちの神様が岩戸をぐいっとひき開けて世の中がまた明るくなった…と鶏さん ご活躍でした~。
この「カケコー」というよびかけ…先日とり行われた遷御の儀でも話題になっていましたものね。

これまた大宮司さまのご説明によると 鶏さんたち 放し飼いのため猫に襲われてしまうのだそうです。
そこで 夜間や猫に襲われそうになったら木の上に逃げ込むように教え込んでいるそうですが…犠牲になってしまうかわいそうな鶏さんも…神様の鶏といえども 生きるのは厳しい!
ですから 生き残っている鶏さんは木登りも会得し 防御もできる強い鶏さんなのです。
そう伺うと どこか威厳も感じらるような鶏さんです。

伊勢旅行のお話 まだ続きます。


           



| | 16:42 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

貴重な体験ですね。
詳しいご報告 とても勉強になりました。
 楽しみに読ませてもらいますね。

| れいこ | 2013/11/11 11:20 | URL |

Re: タイトルなし

ありがとう!
おたのしみいただけるなんて うれしいです。
お勉強にはなりませんけれど…
お目にかかった時にはおしゃべりすることがない~なんてことにはならないと思いますからご安心を~v-8

| ふじおおじ まりこ    | 2013/11/11 14:45 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://tumugioru.blog69.fc2.com/tb.php/228-36ab4529

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT