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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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自分を見つめる




昨年植えた、アナベル。
水も滴る美しさゆえか、水分補給が大好き。
せっせと水撒きをした甲斐があり、今年はひと回り大きく成長。
今日は、お客さまを迎えているようです。

最近は リネアが心配で すっかり出不精になり ほとんどの展覧会をパス。
しかし、どうしても見ておきたい展覧会が二つ。





東京藝術大学大学美術館で開催されている「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」展
パンフレットの写真や、黒い背景の自画像からは、自信に溢れた表情とお洒落でセンスの良い装いから 強く意思を持つ素敵な女性だったことが伝わってきます。
画像下部にちらっと入っている作品は、フィンランド国宝級といわれる「快復期」
画像だけですと、これがなぜ国宝級に愛されているのか不思議。
確かにシーツにくるまり 寝癖のついた幼子は愛らしいけれど…
ところが 百聞は一見にしかず。
実際にこの絵の前に立つと 光が溢れ 風が吹いているのです。
何より 幼子の持つ小枝の先のグリーンが 希望を発しているかのよう。
ある事情で 当日かなり弱気になり 希望に飢えていた私だったから そのように感じたのかもしれません。

展示の最後は、晩年の死に向かって衰えていく自分を見つめる自画像のシリーズ。
ここまで 自分を見つめざるを得ない画家の性に接するのは、かなりハード。
しかし、抽象的で透明感のある画風は すくっと自立していて孤高。
ですから、拝見した後の疲労感は それほどでもありませんでした。





一方、拝見した後の疲労感がどーんときた展覧会がもう一つのこちら。
東京ステーションギャラリーの「鴨居 玲」展。
絵の持つ引力が強過ぎて、見る側に対峙する力がないと 吸い込まれていきそう。
負のパワーなのに、限りなく魅力的。

この日は、定期的に受けている診察の帰り。
検査が長引き 不安で胸がいっぱいでしたが…
いつも笑顔のドクターに、「大丈夫。心配し過ぎないで!気をつけてねー」と診察室から明るく送り出され、展覧会に寄る気力を拾い集めて伺った私は、絵の引力にくらくらしっ放し。
鋭い刃物で自らの心を抉り出すような自画像。
怖いけれど惹かれる!

自画像を描く二人には、及びもつきませんけれど、自分を見つめるって 辛くて大変なこと。
我が身のポンコツさ加減を情けなく思っている このごろの私。
それでも、しっかり 見つめて前を向いていかなきゃね。

| 展覧会 | 16:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2015/07/05 07:27 | |

Re:

れいこさま
あたたかいコメント ありがとうございます!

屋久島 貴重な体験をされて よかったですね。
以前も 沖縄の離島や礼文島にいらしたお話を伺いました。
島嶼が お好きなのかしら?
島って、その存在自体が個性的ですものね。

鴨居氏の絵は とてもヘビーですね。
危険度 高すぎだと思いました。
でも、危ないものほど魅力的なのですよね。

| まりこ | 2015/07/07 16:03 | URL |















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