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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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逞しい脚


ヒンドウー教の女神 サラスヴァティー
女神の乗物は、白鳥か孔雀だそうな。
そそっかしい私は、この絵の逞しい脚をみて、アヒル?ガチョウ?と思ってしまった。
白鳥の優雅に浮かぶ姿は、逞しい脚で水を掻いているからこそ。陸に上がった白鳥の意地悪な視線に怯えた過去を思い出せば、逞しい脚にも十分納得なのだが…家鴨と見間違えた第一印象は、なかなか拭えない。
サラスヴァティーは、芸術・学問を司る神といわれるが、そもそもは水と豊穣の女神でもある。水に関係するがゆえに、流れるもの全て、つまり言葉、知識、音楽などの女神となったそうだ。
インド神話では、サラスヴァティーは、ヒンドウー教の創造の神 ブラフマーが自らの身体から造りだした、いわば娘のような存在。しかし、ブラフマーは、サラスヴァティーのあまりの美しさのために、妻に娶ろうとした。(まったくオトコっていうのは、困ったものだ!)
嫌がって逃れようとするサラスヴァティーを常に見ようとしたブラフマーは、自らの前後左右の四方に顔を、さらにその上に5つめの顔まで作ってしまう。(そこまでする~?)
もう逃れることは出来ないと観念したサラスヴァティーは、とうとうブラフマーの妻となる。ブラフマーとサラスヴァティーの間に誕生したのが、人類の始祖マヌとも言われる。(こうした神話の世界観には、いつもギョギョーッとさせられる。)
サラスヴァティーは、日本には、仏教伝来時に中国から伝わり、弁財天として独自の進化(と言って良いのだろうか?)を遂げる。
なお、この逞しい脚を持つ白鳥に乗ったサラスヴァティーのお姿は、19世紀初頭 インド・ビカネール派によって描かれた水彩画に見ることが出来る。
作品は、トーハク本館特別1・2室で7/17まで展示されている平成28年度新収品展でご覧ください。

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