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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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恥ずかしながら…

学生の頃は、抹香臭い仏像を嫌って 西洋美術史を選択した。
運慶の名前は知っていても、その凄さは 恥ずかしながら 全く分かっていなかった。
先週から始まった「運慶展」
願成就院蔵 毘沙門天立像に こんな凄いアーチストだった運慶に大きな衝撃を受けた。

興福寺北円堂の無著菩薩立像、世親菩薩立像には、昨年の特別拝観でもお会いしたが 今回のような感動はなかった。
何処が違うのだろう。何と言っても、彫り跡から息遣いを感じられそうなほどの距離感。そして、ドラマチックな効果を生む照明。信仰心の乏しい私にとっては、お堂など 宗教の括りが無いことも大きい。

無著菩薩立像のお姿に ミケランジェロのピエタに通ずる深い哀しみと慈悲を見出したのは、博物館の空間だからかもしれない。
今回は、間近で拝見できるため 彩色も よくわかる。無著菩薩立像の袈裟にある針目の彩色は、糞掃衣を表していると思われる。
彫刻は仏師、彩色は絵仏師が担当するとのことなので、仏師 運慶とは 外れるかもしれないが…運慶プロデュースとしたら、然もありなんのリアルさである。
興福寺中金堂再建記念特別展の今回は、「史上最大の運慶展」と銘打っているだけに、連日 沢山の方々で賑わっている。
この機会に居合わせたこと、恥ずかしながらではあるが アーチスト運慶の凄さに気づいたこと、そして何度も拝観できる幸せ…感謝しつつ、堪能したい。

| 博物館 | 01:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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