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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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百聞は一見にしかず



北陸に旅する私に知人がオススメしてくださった「千里浜」
「石川県羽咋市の、砂浜をドライブできる全長8キロメートルの長い海岸」とのことでしたが…なぜか全長200メートルほどしか走行できず…あとは通行止。コロナのため?と思いましたが、このところ、ずっとこのような状況らしい。まさに百聞は一見にしかず…!? 実際に行ってみなくては分かりませんね。
せっかく海岸まで出たので、ナビに表示されていた大伴家持歌碑まで行ってみました。
奈良時代、越中国府に国司として着任した家持。天平20年(748)春、能登国を視察した際に詠んだ5首が万葉集に収められているとのこと。羽咋の気多神宮に参拝した際の詠んだのが「之乎路から 直越えくれば 羽咋の海 朝なぎしたり 舟梶もがも」(しおじの山道を越えてやって来た羽咋の海は朝凪だ。舟と梶があればよいのに)


歌碑の署名「家持」は、古代の公文書にあった家持直筆の署名から模刻したそうです。結構癖のある字体のように思いますけれど…。
能登半島にはJの先輩をお訪ねするのが目的だったため観光は無し。しかし、先輩から貴重なお話をたくさん伺うことが出来ました。その上、翌日の金沢で訪れるべきところまでご紹介いただくことに。
先ず訪れるべきとしてご紹介いただいた大樋美術館では、当代夫人による分かりやすい解説付き。不調法な私たちは、お茶の世界では有名な大樋焼について、恥ずかしながら全く存じ上げず…(汗)
寛文6年、加賀藩での茶道普及のために藩主が京都より招いた裏千家4代の仙叟宗室に同道した初代長左衛門が、金沢郊外の大樋村の粘土などで作陶したのが始まりの大樋焼。楽焼の技法を継ぐこと等を、詳しくご案内いただきました。
私は、初代長左衛門作のカラスの香炉(黒釉明烏香炉) と飴釉で歪んだ形がチャーミングな「銘聖」が印象に残りました。
ステイホーム期間中の再放送で、偶然京都の楽家の番組を拝見していた私。これが、当代夫人が強調されていらした伝統を繋いでいくことの難しさを理解するのに役立ちました。(だらだらTVウォッチも許される?)
もう一つの訪れるべきところは、石川県立美術館別館の石川県文化財保存修復工房。ここでは、館長のご案内で非公開の工房内部まで見学させていただくことが出来ました。
粗忽モノの私、うっかり転んで大切な文化財を傷付けてはいけないと緊張のひと時でしたが、古文書や古地図などの緊張感ある修復作業をすぐ近くで拝見でき感激!
修復には注意深さはもちろんですが、良い視力と集中力が大切だそうで、工房では若い方々が静かに熱心に作業を続けていらっしゃいました。適度な緊張感のある工房の清々しい空間ですが、三密を避けるため、メンバーは半分ずつの出勤を余儀なくされているとか。作業の進捗が心配されます。こんなところにもコロナの影響があるのですね。

| 未分類 | 18:04 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2020/08/03 09:37 | |















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