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紡ぎ織る日々

暮らしに寄り添う手紡ぎ手織りの作品づくり それを支える日々の暮らしをお伝えできたらうれしいです。

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グランブーケの豊潤に涵る

オディロン・ルドンの作品との出会いは本の表紙でした。

メイ・サートンの著作は 一度に読み進めるよりは 少しずつ味わうような読み方がふさわしいような気がして…
本を手にするたびに目にする表紙。
そこに使われているのが「オディロン・ルドン」という人の花の絵だと知りました。

img001 (2)

数年前 渋谷の駅で「ルドンの黒」というポスターを目にしました。
そこには ちょっとユーモラスな感じさえする黒い蜘蛛の作品が…
花の絵の作風と黒い絵が結びつかず、同じ名前だけれど きっとルドン違いなんだ~なんて勝手に決めつけていました。

2007年のこの展覧会は 残念ながら伺えずじまいでしたが 調べてみると 花の絵と蜘蛛の作品のルドンは同一人物だとわかり びっくり!
画家の中の何が こんなに作風の異なる絵を生み出すことになったのかに とても興味をもちました。

先週まで三菱一号館美術館で開催されていた「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末」は 「ルドンの黒」展と同じ岐阜県美術館の所蔵品が中心とのことでしたので 花の絵と黒い作品の繋がりが 少しでもわかるのではと期待して出かけました。

繊細で幻想的な黒い作品群から色彩あふれる作品への流れを辿り やはり一人の画家の作品であることが 感覚としてすとんと胸に収まった時に そんな些細なことは散らしてしまうような感動の出会いがありました。

グラン・ブーケ(大きな花束)
何の予備知識もなく伺ったので 今回の展覧会が このグラン・ブーケの収蔵記念で開催されたことを知らなかった私。
ルドンの作品群の最後に 掲げられたこの作品に圧倒されてしまいました。
パステル画としては破格の大きさ そしてそこからあふれる色彩…
なんて豊かでうつくしい作品なのでしょう!

img003 - コピー

帰り際に手にしたチラシにサイズが出ていました。
幅162.9cm 高さ248.3cm 手前の人影はこの大きさを強調するためなのですね


ミュージアムショップで求めたご本によると グラン・ブーケはフランス東部のドムシー城の食堂を飾る装飾画連作の中央パネルとして制作されたとのこと。
制作後はずっと城を離れることがなかったそうですが 近年三菱一号館美術館の所蔵となり 昨年パリでのルドン回顧展で初めて一般に公開。この際には現在オルセー美術館に所蔵されている「グラン・ブーケ」以外の連作15点も合わせて 制作当初のドムシー城食堂での配置が再現されたそうです。

三菱1号館美術館での展示は 「グラン・ブーケ」のみですが 素晴らしかった!
作品からあふれる豊潤な色彩に涵る しあわせな時間を過ごすことができました。

なお 作品は三菱一号館美術館所蔵とはいえ 作品保護のために展示期間に制限があるとのこと。
次の公開は今年の9月から予定されているそうです。


「グラン・ブーケ」にも魅了されたのですが…
蜘蛛とか爬虫類とかが大好きな私としては ルドンの蜘蛛も外せません。
そんなわけで…蜘蛛の作品をあしらったファイルケース!

img001 (4)

このところ あまり気の進まないところに連日通わなくてはいけなくて しょんぼり…
ルドンの蜘蛛…それも黒じゃなくて赤というところが天邪鬼な私らしい?…で 自分を叱咤激励しています。 

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